●夜マックでたんぱく質を摂取

――体を大きくするためには苦労もあったでしょうね。

宇 もともと自分は食が細いほうなので、餅を食べるとか工夫してきたんですけど、最近は、間食としてマクドナルドのハンバーガーを食べています。「夜マック」の倍ダブルチーズバーガーは、肉(パティ)が4枚入っているので、これでタンパク質が40グラム摂れる。それと、「エグチ」という卵入りのバーガーも、よく買いますね。おいしくて、食べやすいので、本当に重宝しているんです。

――今は、140キロの宇良関ですが、相撲を始めた少年時代から、ずっと細身だったそうですね。

宇 はい。4歳で初めて相撲を取って、地元(大阪府寝屋川市)の相撲道場に通っていましたが、小学6年生でも身長が140センチに満たなかった。相撲と並行してレスリングも習っていたんですけど、高校に進む頃には相撲一本になりました。といっても、弱かったんですけどね(笑)。

 大学(関西学院大学)に入ってからも、体重は65キロ。でも、大学2年が終わる頃、ふと考えたんです。小さい頃からやってきた相撲をやれるのも、(大学卒業までの)あと2年弱。それなら、「大学4年の最後まで、真剣に相撲に取り組んでみよう!」と。

――大学3年生からの活躍は、目を見張るものがありましたね! 全国大会で、日体大の強豪・中村大輝選手(現幕内・北勝富士)を破ったり、ロシアで行われたコンバットゲームズでは、軽量級の世界チャンピオンに輝いたり……。

宇 自分が取り組んできたことの成果が出たという意味では、うれしかったですね。それで、「大相撲に挑戦したい!」という意欲が湧いてきたんです。周りの人は誰一人として勧めなかったけど、「悔いのないように」と、自分で決めました。

――コロナ禍での自粛期間、プライベートでは何をしていましたか?

宇 昨年4月くらいから断捨離を始めました。これまでは、物をため込んでしまう傾向があったんですが、ユーチューブや本で勉強して、自室がスッキリしました。Tシャツも5枚くらいに減らしたし、必要な物がどこにあるのか、すぐ分かるので、時間を有効に使える。うまく言えないんですが、自分が今、何をやるべきかが見えてくると言うか。日常生活にも相撲にも、プラスになったと思います。

――ミニマリストに転身というわけですね! 21場所ぶりとなる幕内の土俵への決意を、お願いします。

宇 出場する限りは、勝ち越しを目指したいですけど、まずは「元気な相撲」を取りたいです!

●宇良和輝(うら かずき)1992年6月22日、大阪府寝屋川市出身。西前頭13枚目、176センチ143キロ。関西学院大卒業後、2015年に木瀬部屋へ入門。17年春場所で新入幕。名古屋場所では横綱・日馬富士から金星獲得。だが、同年秋場所で右膝にケガを負い、18年秋場所まで休場。幕下から出直すも、翌19年初場所でケガが再発。以降休場し、同年九州場所に序二段106枚目で土俵復帰。今年夏場所で十両優勝を果たし、名古屋場所では21場所ぶりの幕内復帰となる。

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