「やっぱり私はHKT48をもっとたくさんの方に知ってもらう、新しくHKT48を好きになってもらうための、”窓口”になりたいなってずっと思っていて、だからこそ、たくさんの雑誌の表紙になることがいまでも、そしてこれからも大きな目標だし、今回の写真集がその大きなきっかけになってくれたらいいなぁ〜って思います」(『EX大衆 2021年8月号』)

 こうした発言は以前の田中であれば出てくることがなかった言葉だろう。指原というお姉さんがいて、宮脇といったHKT48の顔となるメンバーの背中を見てきた田中だからこそ、次は自分がHKT48を多くの人に知ってもらいたいという意識も人一倍強い。

 そうしたHKT48の顔と呼ばれるメンバーが卒業していくなかで、HKT48は今まさに岐路に立たされている。田中が語っていた「新しくHKT48を好きになってもらうための、“窓口”になりたい」という発言は、HKT48の現状を見定めこれからの未来を見据えたものとして感慨深いものがある。

 HKT48は指原という強大な存在によってグループに方向づけがなされ、その中で宮脇や児玉といったエースが自由自在に躍動し、選抜総選挙でも大きな結果を残してきた。彼女たちが卒業した今、HKT48の顔としてグループの未来を背負っていく存在は間違いなく田中がその役目を担っている。HKT48の末っ子だった田中がグループの新しい未来を作り上げていく。

(文=川崎龍也)

アイドルセンター論

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