暴力行為で出場停止・プロ野球中田翔「巨人移籍」でわかった「全権監督・原辰徳の豪腕」と「人生最大の目標」の画像
※画像はイメージです

 驚きの発表だった。8月20日、日本ハムの中田翔(32)が巨人へ移籍することが決まったのだ。

「中田は、8月4日におこなわれた横浜DeNAとのエキシビションマッチの試合前に、チームメイトの井口和朋(27)への暴力行為が判明。その日の1打席で交代させられ、その後、球団から、1軍・2軍の全試合出場停止処分が科されていました。

 そして、20日に日本ハムから日本野球機構(NPB)へ処分解除の届け出があり、その同日中に、中田の巨人入りが発表されたんです。

 この衝撃の移籍の裏には、日本ハムの栗山英樹監督(60)の働きかけがあったようです。栗山監督は、16日の夜に巨人の原辰徳監督(63)へ電話し、中田の進退について相談をしたようです。原監督は、中田の再起を強く願う栗山監督の親心に感銘を受け、球団首脳へ話を持ちかけたと言います。

 それに際して、原監督は巨人のチーム・キャプテンである坂本勇人(32)へ事前に説明をしたらしく、坂本は、原監督の“中田の過去、現在、未来を共有したいと思っている“”セカンドチャンスを与えたい“という気持ちを理解し、これまでと同様にチームのまとめ役を買って出てくれたと言います」(スポーツ紙デスク)

 “紳士球団・巨人“へ問題児を迎え入れる、という今回の原監督の決断には多くの賞賛の声と共に、「まさか!」「信じられない!」「原さんすごいな(笑)」など、そのなりふり構わない原監督の姿勢に対しての驚きの声が寄せられている。

「2018年に第3次政権が発足し、計15年ものあいだ巨人軍を引っ張ってきた原監督は、いまや現場だけにとどまらず、編成やコーチ人事なども含めたすべてのマネジメントを掌握する“全権監督“になっています。これまでの巨人軍の常識を打ち破る“問題児・中田翔のトレード移籍“は、原監督以外では間違いなく実現しなかったでしょう」(前同) 

 中田はすでに巨人への合流を果たし、練習にも参加。東京ドームでのフリー打撃では、背番号“10番“の練習着に袖をとおし、早くもメディアを賑わせた。

  1. 1
  2. 2
  3. 3