■背番号10の意味
「背番号“10番“は、言わずと知れた阿部慎之助(41)の現役時代の番号です。今年、巨人に新加入を果たしたジャスティン・スモーク(34)が一時的に継承していましたが、彼の途中退団により、これまでは空き番号になっていました。
誰でもつけられるわけではなく、正捕手候補の大城卓三(28)が、背番号10番を背負う可能性について聞かれた際には、“無理です“と即答したという秘話が残っているほどです。
いまや巨人の2軍監督を務め、次期監督候補の筆頭に名前が挙がる阿部は、原監督と同様に、“鬼軍曹“として知られています。8月9日には、高卒3年目左腕の横川凱(20)が4回で13失点と大炎上した際にも、“自分のケツは自分で拭け”とばかりに、なかなかリリーフを送らずに続投させるという試練を与えました。
選手のためなら徹底的に追い込むのも辞さない、そういった阿部の姿勢は、背番号10番を継承した中田にも向けられるはずです」(同)