■球団史上初の屈辱的な記録
いっぽう、現在の巨人を率いる原監督は、日本シリーズでのソフトバンク打倒にへの炎を燃やしていることでも知られる。
「巨人は、2019年と2020年の日本シリーズで、ソフトバンクに2年連続の4連敗を喫しています。これは球団史上初となる、屈辱的な記録です。
原監督の“打倒ソフトバンク“への執念は凄まじく、もはや、人生を懸けたプロジェクトとなっているといってもいい。その証拠に、ここ数年は戦力補強に余念がありません。クリーンナップには元広島・丸佳浩(32)、元楽天・ゼラス・ウィーラー(33)という長距離砲を迎え入れ、投手陣では、メジャーでも活躍した166キロ右腕のチアゴ・ビエイラ(28)などを獲得してきました。そして今回、侍ジャパンの主砲を務めたこともある、日本ハムの中田が加入するわけです。
今シーズンでの退任も囁かれている原監督にとって、2021年の日本シリーズは、ソフトバンクへのリベンジが果たせる最後のチャンス。なりふり構っていられない状況下での、中田の巨人入りは、原監督にとっても大きな希望になったはずです」(同)
原辰徳、阿部慎之助という2人の“鬼”がいる巨人軍。中田はその鬼たちのもとで、ソフトバンク討ちという形で恩返しが果たせるだろうか。