■DaiGoの“実名逆襲”にSプロデューサーは困惑

 S氏はテレビ業界では、「今、ダウンタウンに一番ハマっているプロデューサー」として知られた存在だという。

「特に松本さんにハマっています。Sさんはグルメとして知られ、新型コロナウイルスが流行する前は収録終わりによく食事に行っていたそうです。松本さんもグルメですから、その点でも気が合ったのではないでしょうか。Sさんは松本さんとご飯に行くために、いろいろ店を開拓していたそうですよ。ダウンタウンの2人が8時間生放送の『お笑いの日』のMCを引き受けた裏にも、Sさんへの信頼感があったからだともっぱらです。

 Sさんは、『水曜日のダウンタウン』の演出を手掛ける藤井健太郎氏(41)のような天才的な演出能力があるわけではありませんが、仕事ができて、人当たりが非常にいいテレビマンとしても知られています」(前出の民放キー局ディレクター)

 S氏は番組スタッフや部下にも強い物言いをすることもなく、パワハラなどとは縁遠い人物だという。

「そんなSさんにDaiGoさんは“赤坂を歩けなくさせてやるぞ”と脅されたと主張したわけですが、TBS局内では“DaiGoは別の誰かと勘違いしているのではないか”という声も出るほどでした。当のSさんも“えっ、俺!?”と戸惑うばかりだったといいます。

 たしかにSさんは体育会系気質で厳しい部分はありますが、とてもさっぱりとしていて、そういった部分も後輩や部下からも慕われている。周囲に聞いてみても、Sさんが演者にそんなことを言うはずがないという声ばかりです。Sさん自身もほとんどDaiGoさんとは関わりはなかったといいますからね。

 松本さんは『ワイドナショー』でDaiGoさんについて“こういうことがあった人のYouTubeは無視したほうがいいかなと思っている”と厳しくコメントしましたが、それは信頼しているSさんが過去に攻撃されたからというわけではないでしょう。ただ、今回の一件で、松本さんの中でSさんの顔がよぎった可能性はありそうです」(前同)

 いまだに炎上し続けているDaiGoの問題発言。過去に実名攻撃を受けたS氏も、彼の動向を注視しているのだろうか――。

(2021年8月18日公開)

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