テレビ朝日は9月7日、東京オリンピック関連の番組を担当したスポーツ局の社員及びスタッフ10名が、閉会式の当日夜に飲酒を伴う宴会を行っていた問題で、参加した6名を10日間の謹慎処分とした。
また、上司のスポーツ局長とスポーツセンター長は管理監督責任を問い減給1か月の処分に、スポーツ局統括の亀山慶二社長、スポーツ局担当の浜島聡常務も役員報酬を1か月、10%返上するという。
この一件は、緊急事態宣言下に深夜まで飲酒したこと、さらに、うち1名は誤って雑居ビルの2階から転落し、骨折の大ケガを負ったことも大きく報じられた。
「騒動直後、テレ朝の情報番組・報道番組では謝罪と説明に追われました。『羽鳥慎一モーニングショー』では、テレ朝局員でコメンテーターの玉川徹氏(58)が約3分にわたって謝罪を行なっていましたよね」(制作会社関係者)
8月11日の『モーニングショー』では、玉川氏が「テレビ朝日の社員として、視聴者のみなさまの信頼を損ねたことに謝罪を申し上げます。申し訳ございませんでした」と深々と頭を下げて謝罪。
さらに、「恥ずかしい、怒りを禁じ得ない」とし「なぜこういうことが起きてしまったのか。調査委員会などを作って、すべて明らかにする必要があると私は思う」とコメント。
また、「社員個人の資質の問題なのか、指導が足りなかったのか。それとも、テレビ朝日の構造的な問題なのか。すべて明らかにして、視聴者のみなさまにすべてお伝えする。そこからしか信頼は回復できないと思う」と断じた。
この日、ツイッターでは「玉川さん」がトレンド入り。玉川氏の謝罪とコメントを、多くの視聴者が話題にしていた。
「玉川氏はその後の放送でも触れ、騒動に関わった人たちを“バカ”と称していましたね。ただ、騒動発覚から1か月半の間、『モーニングショー』で同問題を検証することはありませんでした。また、今回発表された処分内容、再発防止策について番組で取り上げることもなく、玉川氏も“完全スルー”だったんです。
そもそも番組で取り上げなかったため、玉川氏も触れられなかったのかもしれませんが、視聴者からは疑問を呈する声が上がっています」(前同)