■「イノセント若林さん」「基本はそこが軸なんですよね」
星野は若林について、
「なんか若林さんって僕がなんとなく見ていて……間違っていたら本当に申し訳ないですけども。なんとなく思うのは、なんか4層ぐらいある感じがして。いわゆる若林さんの誤解も含めて独り歩きしてるパブリックな若林さんと、若林さんが“たぶんこういう風に見えるだろうな”って思っているの、ギリで独り歩きがしていない“こういう風にしてます”っていう若林さん。あと、素の若林さんで、いろいろと生きていく中で、さっきも仰ってたような否定されたりとか、いろいろ阻まれたりとか。
でも、成功したりとか。いろんなものがある中で肉付けされてきた素の若林さんと、あとはイノセント若林さんがいて。で、そこのイノセント若林さんはすごいフィーリングで動く感じの人なんだろうなっていう感じがして。それが、そのイノセント若林さんがたまにいろんなところで出ていたりとか。あと、その素の若林さんの中にそもそもいたりとか。そんなイメージがあるんですよね」
と、若林のイノセント(無垢、無害、無邪気)な面について指摘。これに若林も、
「そうですね。でも、それは嬉しいし、なんかそのイノセントな部分が出て、相手もそういうゾーンに入った時って、その時間の感覚とかがなくなったり。まあライブが多いですけど。まあ、そういうことを心待ちにしてるっていうか。基本はそこが軸なんですよね。俺は。漫才でもそうですけど」
と同意し、漫才について、
「漫才。だからそこを漫才で、そこまで春日と行けない時ってやっぱりあるんですよねやってて。で、行けた時はいい漫才で、行けなかった時はあんまりよくないとか。なんかもう、そればっかり。そのイノセントな時間というか空間? ゾーンばっかりですね。目指しているのは」
と語ったのだ。