■「キングコングと戦うとか、あると思うよ」

 ちなみにリーゼントヘアーを推す理由は「七三わけはちょっと、ドン・フライ感が強すぎる」という理由で、最終的に提案したイメージは、

「キングコングとゴジラの映画、あったじゃない? あんな感じでキングコングと戦うとか、あると思うよ。バックドロップして空母が真っ二つに割れるみたいな」

 と若林は語っていた。ヒゲについては、以前から若林には高い理想があることが知られている。

「2020年5月2日放送回で、若林はコロナ禍で顔出しの仕事がなくなり、6日間ヒゲ剃りをしなかった結果いい感じだったらしく、”ヒゲがないから春日ごときにいじられたりしているんだろうな”と感じ、”MCをやっていなければヒゲを生やしていたのになって。そしたらもうデカい面させないやつばっかりだよ”としたうえで、”俺、『スクール革命!』(日本テレビ系)でブレザー着てヒゲ生やすから。ああいうサンタクロースみたいな、ハーデンみたいなヒゲを生やすから”とまで話していたんです。

 ちなみに、今年8月7日放送回では、連休中にヒゲを伸ばしたら妻に”綾野剛みたい”と褒めてもらえたと語っていました(笑)」(前出の女性誌記者)

 「ハーデン」とは、アメリカのバスケットボール選手のジェームズ・ハーデンのこと。若林の言うようにかなり長いヒゲが特徴の選手で、若林はほかにも、

「本当はヒゲを生やしてパーマかけてウェッティな整髪料をつけて。結構縁の太い眼鏡をかけて革靴を履きたかった」

 と、理想を語っていた。春日にも、この”ヒゲの恩恵”を与えたい、ということが感じられる。

※ハーデンの公式ツイッターより

「もちろん、これは深夜ラジオならでは発言ですが、若林が言うと妙に説得力がある(笑)。思えば9月22日放送の『あちこちオードリー』(テレビ東京)でも、若林のプロデュース能力の高さがのぞいた場面がありましたね」(専門誌記者)

 この回では、フリーアナウンサーの神田愛花(41)が出演。バナナマン日村勇紀(49)の妻である神田は、「それだけ稼いでいる旦那さんと結婚したんだから、もう仕事をしなくて良いじゃん」「東京のスタジオの仕事だけで良いんじゃないの?」と、バラエティ番組の収録で言われてしまう、という悩みを吐露していた。

「そのため“神田さん、結婚したのにまだそんな仕事したいの?”という質問にどうやって返すべきか悩んでいたんですが、若林はまず“神田さんは目指す地点とかそういうのはないんですか?”と尋ねたんです。これが核心をついていましたね」(前同)

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