■ニューヨークの「お試し期間」は間もなく終了

 たしかに、お笑い第7世代ブームはすでに下火になってきており、メッキがはがれたらすぐに「面白くない」と言われてしまうような状況だ。

「ニューヨークはネタも評価されていますが、若い女性ファンからのいわゆる“ワーキャー人気”も少なくない。一方、嶋佐さんと同じ“高円寺芸人”の空気階段鈴木もぐらさん(34)は『キングオブコント』で史上最高得点の優勝。今後、コンビの活躍の場はグンと広がるでしょう。しかし、ニューヨークに対してはテレビマン、お笑い関係者の中で“このままではヤバい”と言う人が多い。

 テレビ界では“お試し期間”という、売れてきた芸人を1回試す期間がありますが、現在それは見取り図のターンだと言われています。ニューヨークは“お試し期間”が終わりつつある。だからこそ、“このままでは一番ヤバい”という評価になってしまっているんです。このまま爪痕を残せないでいると、来年には消えてしまっているのでは、という心配の声も上がっていますね。

 多忙過ぎて地に足がついていないところがあったのかもしれませんが、今が本当の勝負所なのではないでしょうか」(前出の民放キー局ディレクター)

 ダウンタウン松本も、そのネタを評価しているニューヨークだが、現在の業界内の評価はイマイチのようだ。一発逆転の場は12月に行なわれる『M-1グランプリ』の決勝戦になるのだろうか!?

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