■「復帰できへん人の共通点って1つやと思ってる」

 木下は「BUCCA44」というブランドを展開していること、後輩にペットボトルを投げつけるパワハラが問題になって事務所を辞め、仕事を干されていることで知られているが、木下が「BUCCA44」を「誰が買うねん」とナダルが話していたことを問い詰めると、最終的にナダルが、

「誰が買うねん! ペットボトル投げた犯罪芸人が!」と吠える場面もあった。

 さらに木下が「俺アドバイス欲しいと思ってんねん。今後TKO木下をどうやったら、好感度取れるのか?」という相談に対し、ナダルは「復帰できへん人の共通点って1つやと思ってる」と切り出し、

「変なプライドあるっていう。プライドさえなければ全然、僕はいけると思うんですけど。

 昔の栄光にすがって、ずっとそのままのやり方でやろうとする人が多い。プライドがある人は、軒並み失敗しているなと思います」

 と、あまりにも芯を食った回答をしてのけたのだ。

「これが結果的に、“元々プライドの高い。あいつは本当にカッコつけで、プライドの高い男”と爆笑問題太田光(55)に評された宮迫博之(50)や、“多目的トイレ不倫”発覚後にやはりプライドの高さが見え隠れしてしまったアンジャッシュ渡部建(49)、そして木下と、ヤラカシ芸人をまとめて斬る形になりました」(前出の専門誌記者)

 最後は、「一緒に『M-1』出ぇへんか?」「やろう。『M-1』やろう!」としつこく提案してくる木下にナダルが「もうええて木下さん!!」と激怒し、スタジオの山田杏奈に向かって「山田!」「山田こっち来い! 山田ァ! 地獄やて!」と叫びながら、番組は終了した。

「こうした一連のやり取りは番組の仕込みで、番組終了後のアフタートークで有田が“今年一番笑ったかもしれない”と絶賛。ナダルも疲れ果てながらも笑顔で“ほんまエグい台本考えんのは止めてくださいマジで!”としていました。

 それにしてもナダルのキレかたと迫力は、神がかっていてすさまじかったし、ネットでも《今年の放送回の中で1.2位を争う神回》《脱力タイムズ、もうこの回を永遠に超えられないんじゃないか》《直球で善意ゼロ発言するからブレがない》と大絶賛でしたね」(前同)

 クズ芸人として確固たる地位を築きつつあるナダル。これからも、テレビで見る日は増えそうだーー。

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5