■「テレビでは泣かないって決めてたのに!」
マツコは最後に、
「みんな、自分もけっこう追い詰められているから、あの涙はつらい。(松永の涙につられて)本当に嫌だわ。泣いてる意味は各々みなさん勝手に感じてくださっていいんですけど、絶望と希望が入り交じった涙ですよ」
と締めた。放送終了後の提供クレジットでも「テレビでは泣かないって決めてたのに!」とマツコが叫びながら、異色の空気となった『マツコ会議』は終わった。
「この回の反響が大きく、著名人では次の番組『千鳥かまいたちアワー』が控えていたのにとんでもない熱量のトークが『マツコ会議』で繰り広げられたため、千鳥のノブ(41)は《その前のマツコ会議が凄すぎるて》とツイートしたほか、今回の『マツコ会議』冒頭のR-指定を紹介する際のVTRに少し映っていたラッパーの呂布カルマ(38)も《マツコDX、hip-hop結構知ってるんだな〜》と、いつものように露出のきわどい美女のグラビア写真とともにツイートしていました」(前出の女性誌記者)
今回の放送にネットでは、
《マツコ会議観た。色々な意味で本当にキツかった。クリーピーナッツは一度バラエティ番組から身を引いたほうがいいと思う。「ならず者」とか「持たざる者」という言葉を多用していたけど、彼らは十分に成功した立場なので、あとは"音楽で"自由にやってほしい。タレントやりすぎて疲れてるじゃん。》《今回の大手メディアでのとりあげられ方やファンからの擁護こそが、DJ松永のいう「かいつままれた消費」だと感じます。》《マイノリティーを華やかな世界で輝かせるため、ギリギリの表現を模索する苦悩が、涙となって溢れ出ていた。闘ってるから響くんだよな。こっちまで泣けてきた》
と、多くの声が寄せられていた。
「マツコはたびたび引退をほのめかすコメントをすることがありますが、今回もそうでしたね。しかし、今回のマツコの話を聞いていると、マツコが本格的に引退を決意した時期が、すなわちテレビ業界の終焉も意味しているんじゃないかとさえ思えてきましたね……」(前同)
マツコとCreepy Nuts、そしてテレビと日本の行く末はどうなるのかーー。