吉沢亮はまさかのサボり場「さぼうる」でストレス発散している!?の画像
吉沢亮

第92回 「さぼうる」

 アイドルだって飯を食う。NHKは今月9日、吉沢亮主演のNHK大河ドラマ青天を衝け』が、前日の8日に渋谷の同局スタジオでクランクアップしたと発表。収録は昨年7月末に開始し、吉沢は13歳から91歳までの渋沢栄一を演じ切った。

 白髪姿で撮影終了を報告した亮は、「本当にたくさんのことを学ばせていただいて、そしてすてきな出会いをたくさんさせていただいて、すごく自分にとっていい経験になりました」と撮影期間を振り返った。放送開始は今年のバレンタインで、12月26日放送の第41回で最終回となる。

■俳優としてただならぬ才能の持ち主

 27歳の吉沢は大河ドラマの主演俳優としては初の平成生まれ。『花燃ゆ』の井上真央でさえ、昭和62年生まれだった。母が応募した『アミューズ全国オーディション2009 THE PUSH!マン』でRight-on賞を受賞したのをきっかけにデビュー。11年の『仮面ライダーフォーゼ』(テレビ朝日系)で、仮面ライダーメテオに変身する朔田流星役を演じて注目を浴び、翌年の『ぶっせん』で主役に抜擢される。

 だが、テレビドラマをほとんど見ないぼくが、この令和一のイケメン俳優の演技に触れたのはだいぶ遅かった。18年にベルリン国際映画祭パノラマ部門で国際批評家連盟賞を受賞した主演映画、『リバーズ・エッジ』すら観逃していたからだ。19年に大ヒットした『キングダム』も観ていない。ただ、昨年公開された『AWAKE』を観て、ただならぬ才能だと思った。

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