■新型コロナウイルス感染拡大が続く今の決意とは?
順風満帆に見えた羽生結弦の10年間。けれど、それは「スケートをやりたい」「スケートをやっていていいのだろうか?」と、揺れ動く葛藤の10年でもあったようだ。
「震災から10年が経った今、羽生は『共に、前へ』のなかで、“スケートを通じて、自分の思いも、みなさんが持っている何かしらの感情―苦しみだけじゃなくて幸せも、全てに寄り添っていけるような演技をしていけたらいいなって思います”と、語っています。羽生のこの言葉は、新型コロナウイルス感染拡大が続く今の決意でもあるのでしょう。
コロナだけでなく、ケガや欠場など、さまざまな試練が続く羽生ですが、きっとさまざまな葛藤や苦悩を乗り越えてきた彼だからこその答えを見つけてくれると信じています」(前出のスポーツライター)
無事にケガから復帰した後、羽生はどんな演技を見せてくれるのか? 今シーズンの彼からも目が離せない。