■データ放送実装で林家三平の座布団は「毎週0枚」

 2016年5月に桂歌丸さん(享年81)が『笑点』の司会を勇退し、最年少メンバーだった昇太が司会に抜擢された。その空いた席に入る形で、三平は『笑点』メンバーに加入。しかし、5年7か月で身を退くこととなった。

「今年で放送55年目を迎えた『笑点』はいまだに視聴率が好調で、世帯視聴率13%強、個人視聴率8%ほどを取っています。ただ、三平さんの大喜利の回答には“申し訳ないけど面白くない”や“客席がシーンのときもある”といった声も少なくありませんでしたからね。

 また、データ放送を実装して以降、その人気の低さが露見してしまったことも大きいと言われています」(ワイドショー関係者)

『笑点』では2017年にリモコンの「Dボタン」を押すことで視聴者が参加できる「データ放送」を実装。

 視聴者が面白いと思った笑点メンバーに座布団をあげたり、面白くないと思ったメンバーから座布団を取り上げることができるようになったのだ。

「このシステムが若い視聴者からも好評なんです。三遊亭円楽さん(71)や林家木久扇さん(84)などが万単位の座布団を獲得していく中、三平さんだけは1000枚から5000枚前後を推移。そして、番組が終了する18時前には必ずと言っていいほど0枚になっている。

 三平さんの座布団を0枚にすることを楽しんでいる視聴者も多いのでしょうが、純粋に彼の回答がつまらないということで、座布団を取り上げる人もたくさんいます。番組サイドも三平さんの人気のなさ、実力不足を如実に感じ、降板ということになったのではないでしょうか」(前同)

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