■お互いに言及することが多い
そういったベテラン芸人たちと比べ、ダウンタウンはピンの仕事であっても、たがいについて言及することが非常に多い。
たとえば松本は『人志松本の酒のツマミになる話』(フジテレビ系)や『ワイドナショー』(前同)でソロでMCをしているが、最近では12月19日放送回で松本が引退について「何年か前から着陸態勢には入ってるからね」という話をしている際に、
「ところが浜田機長がウーーーン(着陸拒否)やるんですよ」は「ガソリンないのに、あいつどこ行くねん。『機長、やめてください』って副機長のおれが言うてんのに。ここへきてものすごい精力的で、あの人」
とネタにした。
一方の浜田も、今年1月18日深夜放送の『ごぶごぶ』(MBSテレビ)にて高校時代の“脱走”の思い出を語る際に、
「片道しか渡されてないから金がないわけ。で、何百円か持ってたから、公衆電話で松本に電話して、『電車賃を持ってきてくれ』って」「ホームの改札越しに金をもらって、『切符ないです』って金を払って。(松本が)『腹減ってんねやろ』って、うどんを食わせてくれてん」
と、やはり松本のエピソードを語っていた。
「ソロの仕事であっても、ダウンタウンはコンビである、と常に視聴者に意識させて、ピン芸人ではなくダウンタウンだ、と強調しているのではないでしょうか。単独で出演した際に相方の話をほとんどしない芸人も珍しくない中、異彩を放っています」(専門誌記者)