■「本当にガラスの十代でしたもの」「バラエティでも全然しゃべらない」
この60歳の大越アナも舌を巻くほどの松本の達観ぶりについては、
「もしかしたら20代の頃は真っ白か真っ黒しかないと思ってた。そこに、一滴別の色が入っただけでもうグレーじゃないですか」
「世の中グレーが多いから、グレーを学ぼう(と思った)。“自分はグレーの何が今まで嫌だったのか?”そういう考え方をしたら少しだけ、性格が明るくなった気がする」
ということで、考えが丸くなったのは最近の話だという。実際、ファンの間でも松本は「昔の方がギラギラしていた」「尖っていた」ともっぱらだ。
「松本が10代~20代の頃といえば、2000年代前半。嵐そのものが、正直言ってパッとせず結果を残せていなかった時期で、松本もまだ人間的に未熟な時代。本人も当時を振り返る時は、よく反省してますね」(専門誌記者)
たとえば12年放送の『ひみつの嵐ちゃん』(TBS系)では「本当にガラスの十代でしたもの」「バラエティでも全然しゃべらない」と話していたほか、17年放送の『ビビット!』(前同)では「尖っていた」「めちゃめちゃ荒れてた」と回想していた。
20年6月放送の『嵐にしやがれ』(日本テレビ系)ではドラマなどの現場で「セリフしゃべらないとか」「このセリフはちょっと言えないっすね」と話していたことも明かしている。
「当時18歳の松本が出演した『ごくせん』(日本テレビ系)では、まさに“強がってるだけの不良”という役どころでしたが、実際の現場でもなかなかに尖っていたようです。共演者によると、ちょっと誇張されてる部分もあるようですけどね」