■「天才型というよりは、“究極の秀才型”」

「昨年9月14日号の『女性自身』(光文社)によると、特にメトロポリタン美術館や、MoMAの近代の美術家による作品をメインに、美術館でアートを鑑賞して刺激を受けていたといいます。

 1月14日放送の中居正広(49)のトーク番組『中居正広の金曜日のスマイルたち』(TBS系)によれば、昔からSMAPのライブ演出を見たり、多くのジャンルのエンターテインメントを参考にしようと模索していたとか。作り手としての覚悟が、やはり頭一つ抜けているといえます」(前出の専門誌記者)

 1月スタートの主演ドラマ『となりのチカラ』(テレビ朝日系)での松本の演技について、同作の脚本家・遊川和彦氏は『マイナビニュース』のインタビューにこう語っていた。

《感情的になるシーンも、基本的には全部理論で通そうとするんです。徹底して正確さを求める。

 たとえばスーパーで袋から落ちたものを拾うシーンも、どのタイミングで何を拾うのか、映っていないところもすべてちゃんと決めようとする。「そんなやり方してると疲れるよ(笑)」と思うんですけど、理論構築して整合性を取らないとできないと言って、見事にやりますね。

でも理屈っぽくならずにエモーショナルな芝居になるので、計算しつくして演じているのに計算に見せないところは一番すごいなと思います。天才型というよりは、“究極の秀才型”。僕はそういう人の方が好きなんですよね》

 松本にはこれからも、「ちょっとした彩りになる瞬間」を届けてほしいーー。

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