■意外な激戦区〇〇県1位は誰もが納得!

 弘前の超人気店が監修し、1月に登場したばかりの『中みそ監修 みそラーメン』(青森県・サンヨー食品)が、話題性の後押しもあって、第3位に。

「ローソン限定で発売されたばかりです。実際に『中みそ』のお店で食べたこともありますが、この商品は再現性が高い。最近のラーメン業界のキーワードが、“スタミナ”。このみそも、ショウガやニンニクの味がしっかり乗っており、万人受けする味です」(木村氏)

 青森は、日本屈指のカップ麺消費量を誇り、ご当地カップ麺の激戦区でもある。

「煮干し系や、カレー系など、他にも甲乙つけ難い強豪が、ひしめいています」(旅行誌カメラマン)

 第2位は『花咲がにラーメン』(北海道・根室市観光開発公社)だ。

「上品な塩味スープ、コシの強い麺、そして根室産の花咲ガニのほぐし身という組み合わせが絶品。500円もする高級品ですが、その価格に値します」(地方紙記者)

 カップの中に、“食の宝庫”北海道のスペシャル感が凝縮されており、一度は食してみたいカップ麵だ。

 そして、大激戦を制して堂々の第1位に輝いたのは、『九州三宝堂 高菜博多ラーメン』(福岡県・サンポー食品)だ。2月16 日より「九州三宝堂」という新ブランドでリニューアル販売されたシリーズの中でも、この『高菜博多ラーメン』が、通を唸らせる一級品という。

「揚げ油にラードを使っているため、食物油より香ばしさがある。また、別添の高菜は九州産100%で、乾燥ではなくレトルト、しかもゴマ油で炒めた香りが特徴。そのままチャーハンなどにも使えるクオリティなんです。素朴な麵とスープに、リアルな高菜という具材ですが、それが全然ミスマッチじゃない」(大石氏)

 また、ちょい足しアレンジで、その味は、さらに格別のものとなるという。

「柔らかめのふりかけが合うんです。一番は明太子やタラコ味。ご当地感が、より楽しめますよ」(前同)

 このように、ご当地カップ麺を食べれば、現地に行かずとも、自宅で至福の一杯を堪能できるのだ。

 なお、紹介した商品のほとんどが通販で購入可能。

 もはや、カップ麺は、やむをえず食べるものではなく、“食べたいから食べるもの”。ぜひ、お試しあれ!

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