■アツアツの肉料理で!
そして、栄えある第1位に輝いたのは、骨つき鳥(香川県)。もも肉を、骨ごと豪快に焼き上げた丸亀市の郷土料理で、絶対王者のうどんと地元で双璧をなす、県民垂涎の名物という。
「パリッと焼かれた皮には、ニンニクなどのスパイスが効いていて、ビールとの相性が抜群。発祥となった店『一鶴』では、ハードな噛み応えの親鳥と、ジューシーな若鳥の2種類があります。そのときの気分で食べ分けるのをオススメします」(こぐねぇ氏)
アツアツの肉料理とビールの組み合わせに間違いはないようだ。ただ、こちらの料理は、少し違った楽しみ方もできる。それは、根強い人気のハイボールとの組み合わせだ。
「ウイスキーの炭酸割であるハイボールは、爽やかな飲み心地に加え、ウイスキーの香りや甘みも楽しめるお酒です。なので、塩味の効いた、エッジのある味つけの料理と相性がいい。その点で言うと、香川の骨つき鳥は、ハイボールとも相性がいい料理と言えます」(塩見氏)
■ハイボールに最高に合う秋田名物とは!?
では、香川県の骨つき鳥を第3位に据え、次は“ハイボール”に合うツマミのベスト3を発表しよう。
第2位にランクインしたのは、炙り明太子(福岡県)。
「ピリッとしたからさが人気で、全国の居酒屋でも親しまれている名物ですが、ハイボールと合わせる際は、炙るのがポイント。発泡系の酒は、魚介類の生臭さを強調させる性質があるため、生の明太子とは相性が悪い。博多でも、明太子を酒の肴にする際は炙る人が多いですね」(前同)
もちろん、店に行かずとも、炙り明太子は家でも簡単に作れる。
「フライパンで、皮の表面が白っぽくなるまで軽く炙るだけ。また、博多では、“明太子入り玉子焼き”も定番のツマミになっているので、そういった形で楽しむのもアリですね」(同)