■伊藤かずえ「事故多発地帯で起きた不思議体験…猛スピードのバイクに道を譲ると」

 大映ドラマの美少女ヒロインのイメージが強い伊藤かずえ(56)。10代の頃から芸能界で活躍してきた彼女は、撮影現場で数々の不思議な体験をしていた!

 うちは母親が霊感の強い人なんです。私自身は“見えない”んですが……。

 それでも昔から撮影現場から帰ってくると、母親に「入ってこないで。お祓いする」と言われることがありました。

 たとえば、墓地の近くでの撮影後、母親にはどこに行ったのか教えていないのに、「入ってこないで!」と言われて、玄関の外で、お祓いするんです。私は見えないけど、“連れてくる”タイプみたいです。

 そもそも、ドラマの撮影現場って断崖絶壁だったり、廃病院だったり、いわくつきの場所も多いんです。

 サスペンスドラマでおなじみの東尋坊での撮影の際、私が崖の上で倒れるというシーンがありました。別に何かに悩んでいるわけでもないのに、崖の下から呼ばれている気がして、このまま飛び込めば気持ち良さそう、といった感情に襲われて、ゾッとしたものです。

 船越英一郎さん主演の2時間ドラマの撮影では廃病院に行きました。エレベーターが動かないので、階段で移動するしかなかったのですが、1か所、真っ暗な階段の踊り場があって。そこを通るたび、めまいと吐き気がするんです。ちなみに船越さんは、霊感が強いので、そこを通ったとたん、「ここ、たくさんいるね」と最初から全部、見えていたみたいでした。

 一番不思議だったのが、Mスタジオの裏にある道。そこは急カーブ続きで“走り屋”の方たちのバイク事故が多発していたんです。今は封鎖されましたが、昔はMスタジオに行くには近道だったので、役者さんもよく通っていました。

 あるとき、私は助監督さんの運転する車に乗って、その道を走っていると、後方からバイクのヘッドライトが見えたんです。ものすごいスピードだったから、道を譲ろうと、左によけたんです。だけど、一向にバイクが近寄ってこない。

 その助監督さんも私もビックリして、もう一度、後方を確認するとバイクなんていない。

 ただ、路肩には、まだ新しい花束が置かれていました。そのときも家に戻ると、「入ってこないで!」

 母親からすぐさま、玄関前でお祓いされました。

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