■プロレス界の“BI砲”は豚肉を!

 さて、ONの次は“BI砲”。プロレス界に、その名を残したレジェンド、ジャイアント馬場アントニオ猪木だ。“世界の大巨人”馬場は、食事も一流を好んだ。

「グルメな馬場さんが愛した店の一つが、東京・永田町のキャピタル東急ホテル内レストラン『オリガミ』。この店の、揚げた国産ロースの大きな一枚肉が乗った『パーコー麺』の大ファンでした。白ネギ、万能ネギ、そして唐辛子をたっぷりかけるのが馬場流。武道館大会後、ここに元子夫人や記者陣と集まり、興行の反省会をよくしていました」

●燃える闘魂が愛した豚足

 同様に、“燃える闘魂”が愛したのが、「豚足」だ。

「ロースターで、こんがり炙るのが猪木流。行きつけの焼肉店『一番館』(東京都)の豚足がお気に入りで、亡くなる直前まで、病室に届けてもらって食べていたそうです」(前同)

 2人のチョイスに、松田氏も「さすが」と、うなる。

「豚肉は、疲労回復効果のある“ビタミンB1”を含むスタミナ食ですが、実は、そのビタミンは豚足の部分に豊富に含まれています」

■芸能界の大スターが振る舞った“バズ茶漬け”

 続いては、芸能界の大スター。まずは、昭和の大物俳優・勝新太郎だ。勝新行きつけの焼き鳥店には、自らが考案した「鮭ハラスの茶漬け」なるメニューが。

「これは、通称“バズ茶漬け”と呼ばれています。実は『Bʻz』の2人も、この店の常連で、勝新さんがこれを作って振る舞ったんだとか。その際、彼らのツアーのタイトルを聞いて、名前をつけたんだそうです」(音楽関係者)

 焼いた鮭ハラスに、ワサビを添えるだけなので、ぜひ自宅でも試してほしい。

「鮭の身の赤い色素“アスタキサンチン”には、高い抗酸化作用があり、細胞の老化を抑制します。ハラスの脂身部分は、血液サラサラ効果のある“オメガ3脂肪酸”が豊富。血流を改善し、下半身の精力維持につながります」(松田氏)

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