■ヨーグルトで免疫機能がアップ!

 朝食のメインにヨーグルトを据えているのが、『長生きする人・しない人の習慣 100歳でも元気なのはどっち?』(あさ出版)の著者で、内科医の秋津壽男氏だ。その狙いは、どこにあるのか。

「起床後の胃腸が空っぽの状態でヨーグルトを食べることで、乳酸菌が腸に届きやすくなり、腸内環境が改善されるんです。体の免疫機能の7割は腸にあるので、免疫力が向上。

 さらには、精神の安定に関わる脳内の神経伝達物質“セロトニン”も腸で作られるので、うつ病などの対策になります」

■EPAオイルを

 そのまま食べてもよいが、秋津氏は、ヨーグルトにEPAオイルをかけるそうだ。

「EPAオイルは、オメガ3系脂肪酸を含んだ油のことで、脳と心臓の血管を健康にし、動脈硬化の予防になると言われています。亜麻仁油やエゴマ油が有名ですが、私は南米産の植物から抽出された、インカインチオイルを愛用しています」(前同)

■ハチミツを合わせて認知症予防

 前出の遠藤氏も、朝食にはヨーグルトが定番だ。甘さが欲しいなら、ハチミツを合わせるとよいという。

「近年の研究で、ヨーグルトが認知症予防によいことが分かっています。さらに、東北大学の研究で、ハチミツのローヤルゼリーに抗認知症効果があると分かったので、2つを合わせれば鬼に金棒です」(遠藤氏)

■コーヒー、紅茶もオススメ

 朝の飲み物は近年、ポリフェノールの健康効果が注目を集めているコーヒーとともに、紅茶もオススメだ。

「実は、紅茶も抗酸化作用のあるポリフェノールを豊富に含んでいて、アンチエイジング効果が期待できます。さらに、ストレス軽減効果のあるテアニンも含んでいるので、朝はリラックスしたいという人にうってつけです」(秋津氏)

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