小池百合子都知事「東京都庁の大改革」容赦なき全容の画像
小池百合子都知事「東京都庁の大改革」容赦なき全容の画像

 終身雇用、一生安心なんて嘘!? 公務員、都議たちのクビが危ない。晴天の霹靂、恐怖の大ナタぶん回しッ!

 女傑にタブーなし。小池百合子東京都知事は、またぞろ斬り込んだ。「10月19日、小池都知事は、東京都庁で、国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長と会談しました。東京五輪会場の『海の森水上競技場』問題などについて話したんですが、バッハ氏に対して、一歩も引かず押し通したのです」(全国紙政治部記者)

 両者の主張は真っ向から対立。ボート会場は、東京湾の「海の森水上競技場」で予定通りやるべきだとするIOC側に対し、「予算がかかりすぎ」と言う小池氏は、宮城県「長沼ボート場」への移転を検討中。「情報戦での暗闘もありました。もし『海の森水上競技場』での開催が不可能なら、“IOCは、韓国・忠州市のボート場での開催を考えている”と朝日新聞に書かせています。“言うことを聞かないと、こうなるぞ”という脅しですね」(前同)

 しかし、小池氏は屈さず。会談の席上、IOCの主張に反論を繰り返し、「都、政府、組織委、IOCの4者会談」の実施を約束。改革は、構想の段階より実務のステージへ駒を進め、一段落といったところか。しかし、この進展に苦い顔をする人もいる。小池都知事の“メス”が、みずからの利権に向けられうる人――。

 都庁内には、張り詰めた空気が漂っているという。「“都議会のドン”内田茂都議や、石原慎太郎元都知事の行状が俎上に乗せられた豊洲新市場移転、東京五輪問題に、解決への筋道がつきました。いよいよ知事は、公言している“都庁改革”へ乗り出すのではと、皆、警戒しているのです」(都庁の職員組合関係者)

 小池都知事の「ズバッと大改革」、容赦なきリストラを実行すれば都庁は地獄絵図と化すだろう。「小池知事は、豊洲新市場の“盛り土”問題で、歴代の中央卸売市場長、管理部長経験者らに“退職者も含めて、懲戒処分などの然るべき対応を取っていく”と発言。去る15日には、岸本良一市場長ら市場幹部3人の更迭を決定し、劇的な人事異動案を出しています」(前出の政治部記者)

 まるで本マグロを捌くかのように、旧態然とした組織をザクザクと刻む、小池都知事。大改革を成し遂げる“出刃包丁”も準備万端、研ぎ澄ませているという。

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