■オフィス北野は森昌行社長とたけし軍団で新体制構築

 しかし、あろうことか、その森社長を軍団は恫喝。1回目は2月11日。森社長自身が『週刊新潮』4月5日発売号で、以下のように証言している。〈結局、たけしさんの自宅での話し合いは、怒号が飛んでくるものとなり、私は自分の持ち株を軍団に贈与するよう迫られました〉〈軍団が居並び、たけしさんも「(軍団に対して)お前ら、黙ってんのか!」と荒れた様子で、10人程度に囲まれた私はかなりの圧力を感じざるを得ない環境に置かれていました〉

 2回目は2月14日、10名ほどの軍団と森社長以下オフィス北野の社員30名ほどが集まって行われた話し合いでのこと。この際の音声テープを入手した『週刊新潮』は、軍団側からの、「(社員の給料は)5分の1でいいと思うよ」「だって、仕事してないから」「芸人舐めちゃいかんよ、本当に」との“アウトレイジ”級の恫喝発言を、4月12日発売号で報じている。「その後すぐ、森さんは家の最寄りの警察署に“軍団が来るかもしれないから、電話したら、すぐ来てほしい”と連絡したそうです。軍団のブログで裏切り者扱いされたあと、インタビュー記事で〈これ以上、私への誹謗中傷を繰り返すようであれば、法的措置を考えざる得ない事態になってしまうかもしれません〉と警告したことで事態は収束。この矢を放つと相手はこう動くということを、全部計算していますね」(テレビ局スタッフ)

 社内でも人望は厚く、「皆に尊敬されている。唯一の欠点は、話がとにかく長いこと。一度つかまったら短くて1時間。長いと2時間立ち話することになるそうです(笑)」(前出の芸能レポーター)

 ひとまず、森社長と軍団で新体制構築に臨むオフィス北野。先が見えないのが芸人とはいえ、不安は大きいということだろう。「年を食っても仕事をセーブするつもりはない。芸人ってのは死ぬまで現役」と宣言しているたけし。“いつまでもカッコいい殿でいてほしい”という皆の願いは、叶えられるのだろうか……。

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