■千葉真一、梶芽衣子…『仁義なき戦い 広島死闘篇』名言集

「ええから、早よ出て行きんさい!」(上原靖子)大衆食堂の美人店主の上原(梶芽衣子)が、完食後に“金がないので働いて払う”という山中に笑顔の神対応。

「おどれら、あとで一匹ずつブチ殺してくれちゃるんど」(山中正治)闇市で大友勝利(千葉真一)らにボコボコにされた山中(北大路欣也)が、血だらけになりながらも豪語した台詞。

「ええ男になれよ、のう」(村岡常夫)広島の大親分・村岡は、傘下で極道修業することになった山中にこう言う。ただし、のちにヒットマンとして利用。

「ここにキスして」(上原靖子)村岡の姪で未亡人である靖子は、泥酔して、山中をこう言って誘惑する。ただし、「ここ」とはおでこ。

「おどれは、分際ってもんがわからんのか!」(高梨国松)靖子に手を出した山中を、村岡組幹部が怒鳴りつける。親分も激怒し、日本刀を持って山中を探していたとか。

「わしら、晩飯の支度に肉屋寄って帰りますけん」(島田幸一)山守組を離れた広能組の財政面は厳しい。若衆の島田(前田吟)は襲った野良犬の肉を晩のおかずにしていた。

「山守に会うてくるけん」(広能昌三)犬肉の件で組の困窮ぶりを痛感した広能は、やむなく、一度は断った山守からの頼まれごとを引き受けることに。

「客には客の扱いっちゅうもんがあろうが」(時森勘市)山守の頼みで渋々ながらも広能がかくまった時森(遠藤辰雄)という男は、匿われた場所を「豚小屋」と言い放つ。

「わしも格好つけにゃ、ならんですけん」(山中正治)山中は広能(ムショで顔見知り)に、時森を殺す意図を告げる。2人はお互い恥をかかないように談合する。

「おどりゃ、チョボくりやがって」(大友勝利)広能は、時森の扱いについて山守とも談合。大友はそれを知り、いつものようにブチ切れ大暴れするのだった。

「一杯飲んでいけや、のう」(村岡常夫)訳あって広能組が時森を襲撃。これを報告された村岡は、実行犯の島田(懲役12年)を自首前にねぎらった。

「久しぶりじゃのう。往生してくれい」(山中正治)村岡組で売り出し中の山中は、かつて自分をボコボコにした大友組の若衆の隠れ家を訪ね、3名を皆殺しに。

「ちぃとは大人になれや」(松永弘)松永(成田三樹夫)はシリーズ屈指の良識派。刑務所を脱走してきた山中を穏やかに諭す。ある意味、異色のシーンである。

「水飲ましてつかわさい」(岩下光男)大友は村岡組の岩下を船上で拷問。さらに「好きなだけ飲めや」と、海に落としてロープで引っ張る暴挙も。

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