■神田沙也加とNHK紅白歌合戦で母子共演
片や仕事とオトコの二兎を追う聖子は、米国進出を果たし、それと前後して、外国人相手の“火遊び”が、たびたび報じられた。97年に離婚すると、翌年には6歳年下の歯科医と交際2か月で“ビビビ婚”。00年には、元恋人・郷ひろみとのデュエット曲をリリースした直後に、再婚相手と離婚。その後は、ミュージシャン・原田真二(60)との熱愛報道もあった。そして、11年に娘の神田沙也加と『紅白歌合戦』で母子共演、12年に別の歯科医と再々婚と、私生活に絡めた話題を提供し続けた。
「貪欲に生きてきた聖子の人気は衰えず、今も大会場でのライブは満員になる。そんな80年代アイドルは他にいない」(音楽誌編集者)
一方、明菜の活動はずっと安定していない。カバーアルバム『歌姫』シリーズが高評価を得たり、パチンコ台『CR中森明菜・歌姫伝説』がヒットするなど明るい話題もあった。だが、本格ツアーは06年で休止。そして10年には無期限活動休止を発表する。
長い休養期間を経て、14年に『紅白』に特別枠で登場し、本格復帰かと思われた。だが、以後もテレビには出ず、ステージはディナーショーのみ。それも、18年は開催されなかった。
「私生活では今も独身で、家族とも断絶。心の拠り所である歌とも疎遠に。ファンは彼女を常に心配しています」(前出の記者)
残酷なまでに明暗が分かれた2人だが、それぞれのヒット曲が、今も人々の心に残っていることだけは共通している。聖子と明菜を超えるスーパーアイドルは、その後も現れていない。