三原順子、“ヘア写真”をリリースした唯一の国会議員

　私生活では、９０年にレーサーと結婚。だが、子供を流産するという悲劇に見舞われる。そして９９年に離婚。すると今度は巨人のコーチだった水野雄仁（５３）との交際が噂された。また、同時期にレース活動を休止し、軸足を再び芸能界に移していく。

　９９年に５歳年下の芸人・コアラ（４９）と結婚。アツアツの２人はバラエティ番組で重宝された。タレントとしてはこの頃が第二期全盛時となった。

　三原は妊娠も、またもや流産。後にコアラの浮気が発覚から離婚。さらに子宮頸癌を患い、子宮の摘出を余儀なくされてしまう。ネガティブな出来事が続いた。

　ここから彼女は、持ち前のツッパリ根性を発揮していく。必死のリハビリで芸能界に復帰。また、医療や介護問題へ強い関心を持ち、介護施設の経営をスタート。また、７歳年下の舞台監督との熱愛も報じられた。見事なリカバリーぶりだった。

　そして極めつけは、１０年の第２２回参議院議員通常選挙への自民党からの立候補だろう（比例区）。事実上、芸能界を引退してからの出馬だった。ここで８０年代アイドル初の国会議員となった彼女は、次の参院選では神奈川県選挙区から立候補しトップ当選。また、その後、議員秘書の男性と３度目の結婚を明らかにした。

　アイドル、女優、レーサー、介護施設経営者、参議院議員というキャリアを重ねたその半生は波乱万丈。豊富な恋愛遍歴、複数回の結婚、離婚、流産。そして癌との闘病……。

　５４歳と国会議員としては若い彼女が、そんじょそこらのセンセイ方よりも豊富な人生経験を積んでいることだけは間違いないだろう。

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