■水の節約を心がける

 なんとも羨ましい限りだが、いくら水道料金が安いからといって、簡単に、その地域に転居するというわけにもいかないだろう。つまり、特に水道料金が高い地域に住んでいる人は、家計の負担を軽くするためにも、水の節約を心がけるのが肝要となるのだ。

 そこで、『年間50万円は貯まるチリ積も節約術』などの著書がある、消費生活アドバイザーの和田由貴氏に、水道の節約術を聞いてみた。

 まず、東京都水道局の調べによると、家庭での水の消費が最も多いのはお風呂(約40%)で、次がトイレ(約22%)。さらに炊事(約17%)、洗濯(約15%)と続く。

「これらを、いかに減らしていくかが水道代節約の鍵なんですが、このうち節約が一番難しいのがトイレです」(和田氏)

 ペットボトルを貯水槽に入れて、流す水の量を減らす方法を実践している家庭もあるが、これは流す水の量が少なくなり“詰まり”の原因になるという。「トイレの水を節約するには、大と小のレバーを、しっかり区別して使うことが大事ですね」(前同)

 ちなみに――。「“小”は男性の小便、“大”は男性の大便と女性の大小便での使用が基本です。大はペーパーを流すときだけ、使ってください」(家電ライター)

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