■地方自治体のホームページをチェック

 このほか、脱サラして、地方で新しい職業についてみたい人をサポートする制度も充実している。

「特に秋田県では若い女性、“秋田美人”の県外転出が問題になっています。都会へ出て行った彼女たちのUターンほか、新たな移住者を求め、アノ手コノ手のサービスを実施しています。都会から地方への移住を希望する方は、まずホームページを見ていただきたいです」(秋田県職員)

 引っ越し先のだいたいの見当がついたら、まずは住んでみたい地方自治体のホームページをチェック。また、一般社団法人「移住・交流推進機構」のホームページでは、全国の自治体で実施する「サービスの一覧」を検索できる。

 最後に、都会と田舎の中間、つまり“トカイナカ”での暮らしを推奨する前出の森永氏が、こう締めくくる。

「都心は家賃や人件費が高く、物価が高い。かといって田舎は田舎で、逆に商店の売り上げ規模が小さいため、物価が高くなりがちなんです。道路沿いに大規模チェーン店が立ち並ぶ“トカイナカ”の物価が、実は一番安いんですよ。これから公的年金の支給削減が見込まれる中、物価の安さは最大のメリット。さらに“トカイナカ”は住宅価格も安く、移住コストもさほどかかりません。だから私は、“トカイナカ”こそ“終の棲家”の王道だと考えています」

 消費増税を機に、カネのかからない街への移住を考えてみるのもよさそうだ

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