●高速道路環境の快適化も特筆

 一方、固定式には独自の特性がある。「位置情報がズレないのが大きい。また、ITSスポットサービス対応のカーナビは、“ETC2.0”と連動し、道路情報をキャッチして、渋滞を回避してくれます」(同)

 従来のETCに代わる新システムであるETC2.0は、国土交通省も本格的に導入を推進している。「有料道路料金の収受だけではなく、運転支援の役割を果たすようになったんです」(量販店スタッフ)

 対応カーナビを通じて、スムーズなドライブをサポートしてくれるのだ。「走行距離は長いけど、早く行けるルートを教えてくれます。また、距離が長いほうが安くなるといった、うれしいシステムも順次、始まります」(竹岡氏)

 近年のドライブ事情といえば、高速道路環境の快適化も特筆に値する。「サービスエリアは本当に面白くなりました。野菜やお惣菜まで売っていたり。ハイウェイオアシス化して、温泉など多様な施設を併設しているところも目立ちます」(同)

 また、お得なサービスも増えている。「ネクスコのスマホアプリで調べると、お得情報がいろいろ検索できます。アウトレットモールのお買い物券がもらえたり。それから、利用すべきなのはJAFの会員特典。飲食店や温泉などの割引がいろいろある。たとえば1割引きだと、消費増税分が補填されるわけです」(同)

 せっかく会費を払っているなら、権利を行使したほうがいいのだ。「道の駅も増えて、充実しています。車なら新鮮な農作物やおいしいお酒などをまとめ買いできます。クルマの旅の環境は、以前より格段に便利で快適になっているんです」(同)

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