■星野いわく「ずいぶんぶっちゃけた」

 番組の終盤、高畑が「最悪、オンエアなくてもやりたいくらいに楽しいね」と発言すると、星野は「放送ではアレだけど、放送でカットされたところで、ずいぶんぶっちゃけたわね、私たち。非常に楽しかったわ」と返し、全員がそれに同意していた。

「ひょっとすると、安倍首相関係の話題だったのかもしれませんね。以前、星野はエッセイ『働く男』(マガジンハウス/文春文庫)で、

“今でもたまに、「音楽で世界を変えたい」と言う人がいる。僕は「音楽で世界は変えられない」と思っている。無理だ。音楽にそんな力はない。他の業界に比べて音楽業界は夢見がちな人が多い気がする。スタッフには「元ミュージシャン」とか表舞台に名残がある人も多いから、社会性のない人も多い。そんな人に限って言うのである。「君ら日本を変えられるよ」とかなんとか。

 そんなもんは戯れ言である。国を変えるのはいつでも政治だし、政治を変えるのはいつでも金の力だ。そこに音楽は介入できない。できたとしても、X JAPANの楽曲を使って型破りというイメージを定着させた小泉純一郎のように、ただ利用されるだけだ。

 でも、音楽でたった一人の人間は変えられるかもしれないと思う。たった一人の人間の心を支えられるかもしれないと思う。音楽は真ん中に立つ主役ではなく、人間に、人生に添えるものであると思う”

 と、音楽と政治の関係についてかなり踏み込んだコメントをしています」(前出の女性誌記者)

 ラストの『おげんさん』の一言は、安倍首相への宣戦布告だったのかもーー?

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