■ドラマの評判そのものは悪くない
『DIVER』の初回世帯平均視聴率は9・6%(関東地区・ビデオリサーチ社調べ)。同枠で放送していた前期ドラマ『竜の道』の最高視聴率は初回の9.1%だったことから、スタートダッシュは成功したといえるだろう。
「演技についても、“クールな感じがいい”“爽やかそうに見えてバンバン騙してるし今まで見たことない福士蒼汰で福士様ってなりました”“こんな感じの演技、初めて見た”と、好意的な声も多いし、ストイックに作り上げたバキバキの肉体美やアクションは評判がいい。福士にとって、これは新規路線を開拓できるチャンスでもあるんです」(女性誌記者)
主演の福士は、演じる黒沢兵悟について、
「ただの黒ではない“漆のような黒”、そして“憂い”を持っている。その闇の深さをご覧いただいた方にも感じていただけたらと思います」
と、コメントを寄せている。意気込みは十分だ。
16年の映画『曇天に笑う』や、今年12月放送予定の『明治開化 新十郎探偵帖』(NHKBSプレミアム)など、時代劇にも意欲的に挑戦している福士。いずれは同じ『フォーゼ』に出ていた吉沢のように、大河ドラマで活躍する姿が見てみたいーー。