■等身大の女性を演じることに定評がある

『撮休』は“女優・有村架純”を本人が演じたわけだが、こちらも関係者からの評判がすこぶるいい。同作では『万引き家族』や『そして父になる』も手掛けた大物監督是枝裕和も参加していたが、有村の演技のすばらしさを今年3月20日の『マイナビニュース』インタビューで語っていた。

「有村さん"ただ居る"ことが普通にできる女優さんだから、こちらとしてはとても楽でやりやすかった。僕が担当した第1話と3話は、中1日だけ空けて撮ったんだんけど、有村さんが全く違う女性として現場に現われているな、と思いました」

「きっと"いかにも"な演じ分けではない形で、それぞれ違いが出せているところがいいんじゃないかと思いました」

 としている。

「実際、有村はいかにもキラキラしたヒロインではなく、等身大の女性を演じるのが非常にうまい。代表作の『ひよっこ』のみね子も歴史上の人物ではなく、東京オリンピック前後の時代を生きた1人の女性でした。公式が“力強いヒロインを描いたオリジナル作品”と位置づけていることも踏まえて、今回スタートする『姉ちゃんの恋人』も、まさにハマり役でしょうね」(前出の女性誌記者)

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