■外野陣もポジション別に選ぶべき

 続いて外野陣を見てみたいが、注意点が一つ。

「僕は以前から“外野もポジション別に選ぶべき”と提唱しているので、レフトならレフト、センターならセンター、という基準で選びたいですね」という里崎氏の指摘に従うと、以下になる。

「レフトは近藤健介(27=日本ハム)らもいますが、ホームランの多さ、得点に結びつく長打率を重視すると、軍配は佐野恵太(25=DeNA)。メジャー移籍した筒香嘉智(28=タンパベイ・レイズ)の代役に、“4番佐野”を任命したラミレス監督は慧眼でしたね」(里崎氏)

 センターは、SBの主砲 ・柳田悠岐(31=SB)で文句なしだろう。

「昨オフ、年俸5.7億円プラス出来高の破格の7年契約を結んだ柳田は、あわや三冠王の活躍。見事、球団の期待に応えましたね」(スポーツ紙のデスク)

 ライトは、パ・リーグの首位打者に輝いたオリックスの吉田正尚(32)。

「120試合フル出場し、低迷するチームを引っ張った。平成生まれで打率.350を打ったのは、吉田が初めてです」(前同)

 DH枠を設けるなら、3度目の打点王タイトルを獲得した日本ハムの中田翔(31)だろう。

「ホームランも、あと1本打っていればトップタイ。打率はイマイチですが、1発で試合の流れを変える力を持つ選手」(同)

 これで投打の最強ナインが出そろったが、代打と代走についてもベストプレーヤーを選んでみたい。

「代打は広島に移籍して2年目で調子を上げてきた、ベテランの長野久義(35)でしょう。代打の31打席で、打率.440、出塁率.548は上出来。代走は巨人の増田大輝)でしょうね。スタメンではなく途中出場で、セ・リーグ2位の23盗塁。原監督の采配の幅を広げたことは間違いない」(同)

 では最後に、“ベスト監督”を選ぶなら誰か?

原辰徳監督(62)だね。川上(哲治)さんを超えて、巨人監督の勝利数歴代トップを達成。一部で“非情采配”と言われたけど、すべて説明がつく指揮だった。トレードにしても、シーズン後の大量首切りにしても、常勝軍団を作るためのもの」(巨人OB)

 日本シリーズを終えてオフに突入しても、すでに来季に向けての戦いは始まっている。

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