■「音楽の未来」はYOASOBIが担う!?
前出の音楽ライターは続ける。
「単に、小説を音楽という表現方法に落とし込む作業をしているのではなく、Ayaseとikuraの感性で2人のフィルターを通じて、恋愛原作小説の世界観やメッセージなどを表現しているのではないでしょうか。
恋愛原作小説を読んでから、曲を聴くと、YOASOBIの恋愛楽曲に込められた深い真意や背景が分かり、皆、キュンキュンするそうですよ。
“小説を音楽にする”と、言葉にしてしまえば簡単に見えますが、音楽的センスが圧倒的に優れていないとできない、高度な表現方法でしょう。それを実現して、クオリティの高い作品を作るYOASOBIは、本当に凄いユニットですよね。
音楽の趣味も流行りも多様化している昨今で、若い世代から絶大な支持を集めるのは昔より困難になっている。そんな中でとてつもない支持を集めたYOASOBIは、日本の音楽の未来を担う存在ではないでしょうか」
NHK『紅白』での歴史的な初披露をきっかけに、YOASOBIのさらなる活躍に期待したい。