フロアに続く階段を下りながら予約特典のトレーディングカードを見返し、誰だろうかわいいなと思う。実は、メンバーの名前もまだ覚えていない状態のままなのです。こんなに急いでライブに来たことは初めてかもしれません。ちなみにカードは甲斐莉乃さんで、カードと同じ人だ! と思ってライブ中は目で追ってしまい、そのあともSNSを読み漁り、とてもファンになりました。
おうち時間 pic.twitter.com/I2o4L6tK9d
— 甲斐莉乃 (@norimaika) April 4, 2020
https://twitter.com/norimaika/status/1246423687412080640
RAYの出番。ドリンクのカップをカウンターへ戻し、スモークでむせるようなフロアの真ん中まで進みます。昨日、画面越しに知った彼女たちはちゃんと存在していて、彼女たちを応援するファンも同じように存在していて、わたしは他人がいる世界にちゃんと生きていると思いました。
文章にするとたいそう大げさに見えますが、深夜ひとりの部屋で毎日その日のひとり反省会をし、明日のわたしはどうかうまくやってくれよと願いながらねむれない夜を過ごしていると、自分と社会は切り離されてしまっているように感じる日があるのです。そういう日、ありませんか? そして一度そのターンになると、抜け出し方がうまく見つけられなくなってしまうのです。