■岡田がいまだにネタにする主題歌骨折事件
そんな『ティガ』だが、実は長野以外のメンバーが選ばれる可能性もあったという。00年の『地球はウルトラマンの星』(ソニーマガジンズ)にて当時円谷プロ所属だった笈田雅人プロデューサーは、
「長野さんと坂本さんの2人、これからは使えるっていうことで。最終的に長野さんということになったのは、ジャニーズの方の選択だったんじゃないですかね」
と、坂本昌行(49)の名前を出しているのだ。ちなみに、「ジャニーズ系っていうのはちょっと違うんじゃないのっていう声は、当時ありました」「僕も乗り気じゃなかった」としていたが、一緒に仕事したことで考えが変わったことも明かしている。
「主題歌の『TAKE ME HIGHER』も、長野がバク転パフォーマンス中に腕を骨折してしまったことがネタにされていて、岡田准一(40)が9年の『しゃべくり007』(日本テレビ系)などで、“よくやっているモノマネ”としてたびたび披露しています。
ちなみに、この骨折を誤魔化すために『ティガ』15話では冒頭で“戦闘機が墜落してケガをする”という脚本が追加されたほか、今回のフィギュア作成に携わったスーツアクターの権藤氏が“変身後も手をかばうが、治っているのに気づき首をかしげる”という演技を追加してくれたことを、『ウルトラ特撮PERFECT MOOK』(講談社)で長野は明かしています」
『TAKE ME HIGHER』について、長野は今回のCM撮影後インタビューでも、「主題歌もいろいろやらせて頂いていますが、1年間ずっと流れることはなかなか無いので、それは貴重で嬉しかったです」
と、コメントしている。
たびたびティガについて嬉々として語る長野。いつか再び、“ダイゴ隊員”として活躍する長野の姿も、観てみたいものだーー。