■菅首相と小池都知事……“中止カード”を先に切るのは!?
4月27日、東京オリンピック・パラリンピックの新型コロナウイルス対策をめぐり、丸川珠代担当大臣(50)は、東京都から大会期間中の医療提供体制が提示されておらず、国としての支援を検討できないと懸念を示した。
これを受け、小池知事は「実務的には詰めている。都の役割の部分と、そこは組織委員会のほうで決めておりますので、よく聞いていただきたい」と反論したことも大きく報じられた。
「国と都で対立が見え隠れしますが、五輪の強行開催については国民から大きな反発の声が上がっている。そんな中、菅首相に先駆けて小池知事が“中止カード”を切れば、“金や自身の政治生命などより、国民の命、健康を考えてくれている”と国民的な支持を得ることができると。
小池知事は最終的には国政に戻って、女性初の首相に就任すること目指していると言われていますからね。彼女の上昇志向、権力志向はとてつもなく大きいことはよく知られた話です。ただ、国際的なイベントである五輪の中止を、政局や権力闘争のために利用することに対しては当然、冷ややかな目もありますよ。小池知事がそうした動きをしたならば、ですが……」(前出の夕刊紙記者)
東京五輪は幻の大会になってしまうのか――菅首相、小池都知事の決断はいかに!?