三浦春馬さん「没後1年映画」に追加された「盟友と有村架純」3人の静穏シーンの画像
柳楽優弥、三浦春馬、有村架純(※画像は『太陽の子』公式ツイッターアカウント『@TaiyounokoMovie』より)

 今年の8月6日、終戦75年目の2020年8月15日にNHKで放送された『太陽の子』の劇場版が公開されることが発表された。

 同作は、原子物理学の研究に没頭する若者が戦争という時代の波に翻弄されていく姿を史実に基づいて描かれた国際共同制作のドラマ。原子物理学者への道を志す柳楽優弥(31)演じる大学生・修を主人公に、有村架純(28)演じる幼なじみの世津、そして修の弟で陸軍下士官の裕之を、三浦春馬さん(享年30)が演じていた。

「80分だったドラマ版と比べて、上映時間はおよそ110分。“ドラマ版と違う視点で描く”と告知されていました。これが昨年7月に急逝した三浦春馬さんにとって、現状最後の出演作となりますね」

 そう語るのは、マスコミ試写に参加した映画ライター。

「あくまでも主演は柳楽さんなので、極端に三浦さんの出番が増えたかと言えば、それほど印象はない。ドラマ版では有村にフォーカスを当てたような形でしたが、未公開映像の追加や順番の入れ替えなどで、柳楽演じる修が核の魅力にとりつかれていく様子が、より分かりやすく、テレビ版より数段恐ろしく描かれていました」

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