■「このドラマが想像力を働かせ、戦争を抑止するきっかけになればいい」
「修の優しさや人間性が表れた、実にいいシーンでした。本当ならこの演技について笑いながら2人で対談する機会もあったのかと思うと、残念ですね。昨年7月8日に三浦さんが中区のNHK広島放送局で記者会見をした際は、“僕たちの仕事は想像力を皆さんに届けること。このドラマが想像力を働かせ、戦争を抑止するきっかけになればいいなと思うんです”と話していました」(前出の映画ライター)
演技以外でも、三浦さんは平和に貢献していた。三浦さんの死後、所属事務所は三浦さん関連の利益は、基金を通して病院など困難に立ち向かう人々への寄付や支援に充てている。今年5月7日にも、『三浦春馬支援』によって、ラオスのラオ・フレンズ小児病院にて使用される医療物資の購入・寄贈を行ったことを発表。これは、生前から三浦さんが精力的だったチャリティ活動を事務所が引き継いだ結果だ。
役者という仕事を通じて、社会貢献や啓蒙活動にも精力的だった三浦春馬さん。あらためて、心からその不在を悼みたい。