アイドルはひとつの夢であると同時に通過点として捉える傾向も多いが、田村は欅坂46時代に受けたインタビューで「私はまずアイドルとして、欅坂46の一員として認められる人間になることです。この先いろんなお仕事をすることがあると思うんですけど、まずは欅坂46としての自分が完璧じゃなかったら何をやってもダメだと思うんです」(参考:『Real Sound』 https://realsound.jp/2019/03/post-325212.html)と、アイドルとして自分を確立させることの重要性を口にしていた。目の前のことにしっかりと着実に取り組んできた田村だったからこそ、『不協和音』におけるパフォーマンスと、そして今回のセンター抜擢という快進撃にも繋がっている。

 そこから櫻坂46への改名を経て、写真集を始めとした個人仕事が増えていくにしたがい「ほかのお仕事をやることによってグループのことを知ってもらえる機会が増えるとか、自分の視野が広がるというのもすごく感じられたので、考え方はまったく変わりました」(参考:田村保乃1st写真集『一歩目』)と考え方にも変化が現れてきたそう。こうした意識の変化は、自信に満ち溢れた現在の田村の姿が物語っているように思う。

(文=川崎龍也)

アイドルセンター論

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