■伝説となった２００５年の「修学旅行」
地上波でV６グループ全員の揃う姿が見られるのも、１０月２２日深夜放送の『バズリズム』（日本テレビ系）、２３日放送の『ＭＵＳＩＣＦＡＩＲ』（フジテレビ系）と、同月２５日放送『ＣＤＴＶライブ！ライブ！』、そして同月２６日の『学校へ行こう！２０２１』（いずれもＴＢＳ系）の４回となってしまった。なお、ＮＨＫ−ＢＳでは２３日に『ザ 少年倶楽部プレミアム』プレゼンツの「Ｖ６ステージコレクション」も放送される。
「Ｖ６の最後の全員集合のテレビ出演となるのが『学校へ行こう！』です。
これについても、長野博（４９）が９６年放送の『ウルトラマンティガ』（ＴＢＳ系）で主演だったことにちなんだ円谷プロ協力のコラボ企画や、学校の屋上で生徒が思いのたけを叫ぶのを見守る『未成年の主張』、一応“ヒップホップ”がメインという体裁になっているが実際はＣＨＡＧＥ＆ＡＳＫＡならぬ“チゲ＆カルビ”や“ＭＩＳＩＡ”ならぬ“ＭＵＳＩＡ”といったパロディのお笑い要素が強い『Ｂ－ＲＡＰハイスクール』など、数多くのコーナーがありました。
しかし、Ｖ６の解散となると、感慨深く感じるのは２００５年に行われた『Ｖ６の６人旅～北海道編～』ですね。ファンからは“修学旅行”とも呼ばれています」（専門誌記者）
過去に岡田が「温泉旅行に行きたい」と語っていたのを『学校へ行こう』が北海道への６人旅ロケという形でかなえ、そのまま６人全員がいろいろな企画をやった。高級旅館で絶品料理に舌鼓を打ったほか、とりわけ有名なシーンは、「修学旅行の夜」だろう。
まだ動画サイトの著作権が整備されていなかった２０００年代前半には、この該当シーンに由来するアニメや漫画のパロディ動画が多く出回っていたのも、ファンの間では有名な話だ。
「“熱ぃ、布団剥いで健”と井ノ原が言うから布団をめくるとパンツ丸出しだったり、いつもは保護者枠の長野が三宅にプロレス技をかけたり、しまいには、何度も坂本が“早く寝ろよ”と消灯しようとしてるのに何度もふざけ倒し、最後には森田をトップに坂本以外の５人で“ピラミッド”の組体操をしたり。完全に男子高校生の就学旅行のノリでした。
ちなみに、坂本は翌日の電車旅中に駅弁を買い出し中に置いて行かれ、タクシーで追いかける羽目になるガチハプニングまである災難ぶりでした（笑）」（前同）
