消費額は2年連続日本一!“ラーメンの聖地” 山形はやっぱりスゴかった!

 今、ラーメン通が注目するのが山形市! 総務省「家計調査」のラーメン年間消費額では、ライバル新潟市を抑えて22年から2年連続の日本一に。そして、「昨年末、山形ラーメンのブランド化のために“山ラー”というフレーズを商標登録するなど、官民一体で山ラーの普及に取り組んでいます」(タウン誌記者)

 そんな山形市に、本誌記者は麺好きのライターの案内で潜入。ラーメン王国の実態に迫った。まずは地元民に、ラーメン好きの背景を聞くと、「山形の人は、昔から麺好き!

 かつては各家庭で、そばを作って食べる文化があったし、外食は、家庭で作るのが難しいラーメンが人気だった。その需要に応えて、そば屋が“中華そば”を出すようになって、ラーメン提供店が増えていったんだよ」(山形市在住・60代男性)

 なるほど! では、実際に店を訪れよう。まずは、“山形ラーメン四天王”に数えられる中華そばの人気店で、1970年創業の老舗『大沼食堂』の中華そば(700円)から。

「黄金色の鶏ガラしょうゆスープにナルト、チャーシュー、のり、メンマがのった、昭和世代にはたまらない一杯。山形駅から離れた住宅街のど真ん中ということもあって、店内は、家族連れや地元の学生であふれ、懐かしい雰囲気ですね」(麺好きライター)

 一方、県を代表する人気店『ケンチャンラーメン山形』の中華そば普通盛り(900円)は、

「うどんのような極太の平打ち麺と、煮干しベースのパンチのあるスープがインパクト大!

 普通盛りでも、麺が丼からあふれんばかりなので、大食い自慢にピッタリ」(前同)

 そして、今や山形名物にもなった、『栄屋本店』の冷やしラーメン(1000円)。もとは山形市の厳しい夏を乗り切るための季節料理だったが、現在は一年を通じて食べられるとのこと。

「氷が浮いたしょうゆスープにモチモチ食感の中太麺を合わせていて、あっさりだけど、食べ応え抜群。これからの暑い日に食べたら最高でしょうね」(同)

 最後は、地元スーパー『ヤマザワ』のフードコートにある『軽食ひまわり』のひまわりラーメン(※)。

「安くてボリューム満点で、まさに庶民の味方。フードコートのメニューの一つですが、老若男女問わず、みんなラーメンを食べていて、根強い人気を感じます」(同)

 ちなみに、同スーパーの食料品売場には、棚いっぱいの袋麺が。さすが、ラーメン年間消費額日本一の称号はダテじゃない。

 ぜひ本誌を参考に、山ラーの食べ歩きに挑戦してもらいたい。

※「ひまわりラーメン」は4月15日に価格改定の予定です。

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