■「おしゃぶり」の卒業

 これまでにも何度か触れてきたが、おしゃぶりはメリットばかりではなくデメリットもあり、過度な使用は赤ちゃんにさまざまなリスクを与え、おしゃぶり依存が強まるとおしゃぶり卒業が難しくなる。だからこそ、おしゃぶり使用時から「卒業」のことは念頭に置いておきたい。スムーズに卒業するための工夫としては、以下の方法がある。

●長時間使用を控える

 歯並びや噛み合わせの影響も踏まえ、1日3時間ほどにとどめておく。

●使用回数を減らす

 ハイハイをはじめたら、ほかのおもちゃを与えるなどしておしゃぶり以外のものに興味を持たせる。

●入眠時に使用しない

 入眠時のおしゃぶりは依存を強めやすい。寝つきにおしゃぶりを与えると、赤ちゃんは寝起き時にもおしゃぶりを求めがちになる。

■まとめ

 親にとっても赤ちゃんにとっても便利な反面、心配やリスクも併せ持っているのが「おしゃぶり」。使うときは、おしゃぶりのメリットとデメリットを正しく理解しておくことが大切だ。また、不安なことは、小児科や耳鼻科の先生、自治体などの保健師さんにどんどん質問して、おしゃぶりとの上手なつきあいかたを知っておこう。

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