大きな転機となるのは、デビューから9年目の93年。“演歌元年”をキャッチフレーズに『蜩-ひぐらし-』で演歌歌手として再デビュー。10年前からの計画通りだった。

 演歌転向は大成功。しかも、アイドル時代には叶わなかった紅白歌合戦出場も果たした。

 その後も、『捨てられて』、『じょんから女節』などのヒット曲を生み、坂本冬美(51)、藤あや子(57)、伍代夏子(57)、香西かおり(55)らとともに、美人演歌歌手ブームを起こすことになる。

 そんな彼女も、アラフォーになるまで私生活での浮いた噂が皆無に近かった。それだけに、09年、41歳のときの電撃入籍は鮮烈だった。

「お相手のIT関連人材派遣会社社長・マーク・スミス氏は、アメリカ人で長山と同年代。2人はテレビのバラエティ番組で共演。そこから交際に発展していきました」(週刊誌記者)

 その後、女児を出産。ブランクを経て、歌手として復帰している。

 それにしても、女性演歌歌手と外国人IT社長の結婚というのはレアなケースだ。生活にすれ違いはないのだろうか?

「本人は現在の“スミス洋子”としての生活を心から楽しんでいるようです。民謡にポップスに演歌、グラビアに芝居……。与えられた仕事をその都度、器用にこなしてきた彼女の適応力があれば、生まれ育った国の違う相手との結婚生活も問題ナシなのでしょう」(前出・週刊誌記者)

 アイドルとして遅咲きだった長山洋子は、演歌歌手活動を経て、私生活でも40歳を過ぎてから大輪の花を咲かせているようだ。

※画像は長山洋子の1stシングル『春はSA-RA SA-RA』より

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