■志穂美悦子は長渕剛と結婚

 森昌子、桜田淳子、伊藤蘭らもそうだが、芸能界を離れた元アイドルが、再びファンの前に戻ってきたケースは他にもある。日本映画界が生んだ唯一無二の女性アクションスター・志穂美悦子(64)は、長渕剛との間に生まれた3人の子どもを育て上げた。

「長女の文音は女優、長男はミュージシャン、次男はレーサーと、それぞれの道を歩んでいます。子育てが終わった彼女は、フラワーアーティストとしての活動をはじめ、ときどきテレビに露出するようになった」(映画関係者)

 残念なのは、女優としての復帰がないことだ。「『女必殺拳』シリーズなど、彼女が出演したアクション映画は海外にもファンが多い。国内外から出演要請は、いろいろあると思うんですが……」(前同)

 長渕剛の前妻も70年代アイドルだ。78年に『狼なんか怖くない』でデビューした石野真子(58)である。彼女も81年に結婚し、一度、芸能界を去った。ところが、その結婚生活は2年で破綻し、女優としてカムバックすることになる。

「以後35年にわたり、知名度も演技力もある助演女優として重宝され、途切れず露出を続けている。これはすごいことです」(前出のテレビ関係者)

 最近では、現在放送中のテレビドラマ『アライブがん専門医のカルテ』(フジテレビ系)に、がん患者という難しい役で出演している。それにしても、85年にトレードマークだった八重歯を矯正しても、ほぼ印象が変わらないことに驚かされる。

「今ではアイドル時代を知らない世代にも、芸能界屈指のアンチエイジング美女として認知されてます」(前同)

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