■東出は「『怪』と『妖』の“あやしい”男
「ところが、今回のあいさつで黒沢監督が東出の演技を絶賛したんです。この監督のコメントが、東出の不倫騒動を踏まえると、非常に説得力があって……」(専門誌記者)
東出は『スパイの妻』で、太平洋戦争前夜の日本で、主人公たちを追い詰める若き憲兵分隊長を演じている。黒沢監督はその東出の演技について、
「東出さんは“あやしい”んです。それは『怪』と『妖』という2つの意味合いがあるんです。出てきた瞬間、何かが起こりそうだと――大好きです」
と、東出を評したのである。
「東出も監督の言葉に恐縮しつつ、“言語化するのは難しい感覚もありますが、いろんな作品を体験して吸収して自分のお仕事につなげたい”と意気込みを語っていました。いわゆる“顔だけ俳優”から脱却できるかもしれない、という希望が見えてきたわけです。
ちなみに、主演の蒼井優(35)も東出を“どっちに転ぶかわからないという部分、“期待”を持ってしまう柔らかい部分がある”としていました」(前同)