かつての記憶をたどりながら最後の公演に向かう物語はもちろん、乃木坂46在籍中最後のMV出演となった若月に充てられている。
MV中では人生の分岐にあたって創作表現を手放そうとする登場人物たちだが、それらキャラクターを演じた同楽曲の歌唱メンバーは、それぞれにソロの演者として、あるいはグループを率いる立場として、エンターテインメントの世界でキャリアを重ねている。
現実世界の彼女たちの歩みは、ドラマ内の人物たちが選ばなかった道の続きを見せてくれるものでもある。
■「ゆっくりと咲く花」で見せた新たな局面
また荒船は2020年、乃木坂46の2期メンバー楽曲『ゆっくりと咲く花』でも監督を務めている。本作では特殊な視覚効果とは対照的に、ワンカット映像をコンセプトに、ステージに立ち続ける演者としての2期生たちを捉えている。
https://www.youtube.com/watch?v=62QQy5NT61g
(※「ゆっくりと咲く花」MV ティザー映像)