●“ミッドソール”にこだわるべし!
続いては、運動靴だ。基本的な選び方はビジネスシューズと変わらないが、「一説では、歩行時の足には、自重(体重)の約4倍の衝撃が加わるといわれています。その衝撃が膝や股関節などを歪ませてしまうんです。体へのダメージを和らげるために、靴の“ミッドソール”にこだわってください」(前出の池田氏)
ミッドソールとは、靴底の中にある、歩行時の衝撃を吸収する役割を持つパーツだ。
「自分に適したミッドソールの靴をはくと、足裏全体に均等に圧力がかかるので、実際に靴をはいて歩けば、すぐに分かります。足の裏全体を使って歩けているなと思ったら、それを買えばいいんです」(同)
最後に、前出の木村氏が、靴との上手なつきあい方を教えてくれた。
「自分にピッタリの靴と出合えたら、3足まとめ買いして、ローテーションではくのがオススメです。靴を休ませることで、湿気による雑菌の繁殖を防ぎ、足の悪臭対策にもなりますし、靴の傷みも減って、より長く、その靴をはき続けることができます」
日常に使う道具にこだわって、生涯現役を目指そう。